不動産ニュース #18 of 株式会社 総研トラスト
- 優れた建築を生み出すことに貢献する建材10製品を表彰/HEAD研究会
- (一社)HEAD研究会は21日、3331 Arts Chiyoda(東京都千代田区)において「2012年度HEADベストセレクション表彰式・シンポジウム」を開催した。
- 同研究会は、建築にかかわる多様な専門家が今後の建築・不動産業の在り方を探求し、新たな産業の展望とネットワークを創出する目的で発足、11年10月に一般社団法人化したもの。
- 開会の挨拶で同研究会副理事長の松村秀一氏(東京大学教授)は、「建築・住環境関連業界は大きな転換期を迎えており、同研究会はその危機感を持った各業界のさまざまな人が集まって活動している。これからの建築、住環境関連の仕事をともに語り合っていきたい」などと述べた。
- 同賞は、同研究会の建材部品タスクフォースが中心となり、毎年度同研究会に所属する建築家、デザイナーらにより、選定されるもの。本年度は「優れた建築を生み出すことに貢献するサスティナブルな建材」という観点から「スマートエコウィンドウ」(キマド(株))、「ガルバリウム雨とい HACO/H6号」((株)タニタハウジングウェア)など10製品が選定された。
- 続いて行なわれたシンポジウムでは、選考委員による選評と「建材・部品の可能性」について議論が交わされ、選考委員の(株)日本設計 第3建築設計群の大野二郎氏は「環境設備は進化しているが、断熱性を含めた建築の性能がしっかりしていないとその効果を発揮できない」などと指摘した。